ペットの肝臓の働き

犬と男性が寝ている

肝臓は体内に入ってきた毒素を分解してくれます。
また栄養分の吸収を助け、貯蔵し、血液の製造にも欠かせない臓器です。
肝臓に異常が起きてもなかなか自覚症状が出ないため「沈黙の臓器」ともいわれます。

 

犬や猫の肝臓も人と同じように、解毒と栄養を代謝し、胆汁をつくる化学工場のような役割を果たしています。

代謝・貯蔵

摂取された栄養を適切な成分に合成して貯蔵したり、分解してエネルギーとして消費できるようにします。

分泌

脂肪の消化吸収に欠かせない「胆汁」をつくり腸内に分泌します。

解毒

体内に入ってきた有害物質を酸化・還元・加水分解・抱合して解毒します。
薬の成分も肝臓で解毒されます。

排出

解毒して不要なものを便や尿として体外に出します。
肝機能が低下すると必要な成分が吸収されなくなり、毒素が貯まってしまいます。

 

肝臓・腎臓のお薬に関してスグに確認したい方

▼慢性腎不全のお薬は専門店で!安心お得のペットくすり▼

腎不全のお薬

慢性腎不全のお薬の詳細はこちら

数値が示す肝臓の状態と原因

元気のない犬

ペットの健康診断で「肝数値が高い」といわれ気にしている飼い主さんもいると思います。
肝数値は肝臓の健康状態を知るための指針です。

肝臓疾患の原因

ペットフードに使われている材料や添加物、感染病を防ぐための各種予防接種が犬や猫の肝臓にかなりの負担をかけているといわれています。

ペットフード

ペットフードの中には人間の食用が禁じられているものや質の悪い原材料を使っているものがあります。
原材料の欠点を補うために化学薬品や合成添加物が必要です。
長期保存が可能なセミモイストやソフトタイプのものには防カビ剤や防腐剤、pH維持剤が添加されます。
これらの中にも人用の食物への使用が禁止されていたり、厳しく制限されているものがあります。
そういった規制はペットフードには適用されていません。

 

一般的に犬や猫たちの主食はペットフードです。
体を維持し活動するために毎日かなりの量を食べています。
フードに配合された体に不必要な添加物は肝臓が解毒処理します。
質の悪いペットフードを食べ続けることで肝臓はかなりの負担を強いられ、限界を超えれば機能が低下します。
これが肝疾患の大きな原因になっています。

予防接種、予防薬

感染病を予防するワクチンは大切です。狂犬病ワクチンの接種は法律で定められています。
3種混合ワクチン、7種混合ワクチンなどを毎年接種しているペットも多いと思います。
しかし、人間に置き換えてみると一度に数種類のワクチンを接種するようなことはまずありません。
インフルエンザワクチン以外で毎年予防接種を受けている人もいないと思います。

 

それは予防に使われるワクチンが体に負担をかけるためです。
とくに解毒を担当している肝臓には大きな負担がかかります。
体への影響を考えて人の予防接種は最低限に抑えられているのです。

 

犬や猫にとっても同様のことがいえます。
予防接種は必要なものだけを受けるようにしましょう。寄生虫の予防薬にも同様のことがいえます。
獣医師が体重をきっちり測定してから処方する量を決めるのはそのためです。

肥満

運動不足やカロリー、脂分の高い食べ物のとりすぎで脂質が消費されないと内臓脂肪として蓄えられます。肝臓に脂肪がたまりすぎると脂肪肝になります。

病原体の感染

体内に入った病原体に感染して肝炎が発症することがあります。

肝臓疾患の症状

横になっている犬

「沈黙の臓器」と呼ばれているくらい病気の初期症状がわかりにくい臓器ですが、肝機能が低下すると以下のような症状が現れます。

  • 食欲不振
  • 短期間での体重減少
  • 嘔吐、下痢、軟便
  • 排尿の回数が増える
  • 水をたくさん飲むようになる
  • 黄疸が出る(白目が黄色く濁る、歯茎や皮膚に黄色い斑点が出る)

特に下の3つの症状が出たときはすでに段階が進んでいることが考えられます。

 

肝臓疾患の種類

肝臓の病気、肝炎には急性肝炎と慢性肝炎があります。
慢性肝炎が進行すると最終的には肝硬変を発症し肝臓が機能しなくなり、死に至ります。

急性肝炎

□肝炎

肝臓に炎症が起きる病気です。

肉芽腫性肝炎(にくがしゅけいかんえん)

ミコバクテリア、ブルセラなどの細菌やヒストプラズマ、ブラストミセス、ピシウムなどの真菌(カビ)、フィラリア、肝吸虫などの寄生虫が原因で肝臓に肉芽腫ができます。

化膿性肝炎(かのうせいかんえん)

肝臓に傷や腫瘍ができ化膿してしまいます。糖尿や肥満などの成人病も原因になります。
急性肝炎の治療は、症状を抑えながら食餌療法と投薬を並行して行います。

慢性肝炎

肝臓への負担が続くことで常に炎症を起こしている状態です。遺伝的な要因、感染症、有害物質の摂りすぎ、肥満などが原因です。

脂肪肝

肝炎で機能が低下した肝臓は脂肪をうまく処理できなくなります。
処理されなかった脂肪は、肝臓に貯まっていきその限界を超えものが脂肪肝です。

 

脂肪肝が進むと肝硬変になります。
肝臓は自己再生能力が強いので初期段階であれば肝臓の機能を回復できます。

肝硬変

肝臓が硬くなってしまう病気です。肝臓の細胞(肝細胞)がコ徐々にラーゲン繊維に置き換わり、やがて機能しなくなります。
犬や猫が肝硬変になるまで病状が進んでしまうとまず助かりません。

肝臓疾患の予防

注射を打たれているペット

重度の肝臓疾患で失われた肝機能は元には戻りません。そうなる前の予防が肝心です。

 

肝臓の健康状態を知るには定期的な血液検査で肝数値を見るのが一番です。
数値が高めならすぐに予防策を始めましょう。
もちろん平常値でも数値が上がらないように生活習慣を見直すことは肝臓疾患の予防としてとても効果的です。

食事の見直し

肝臓疾患の予防と治癒のために食生活を見直しましょう。

手作り

ペットに与えるゴハンやおやつの理想は“手作り”です。でも栄養バランスを考えないとせっかくの手作りがマイナスになることも考えられます。
人と犬、猫では必要な栄養のバランスが違います。
犬種や年齢でも変わってきます。手作りするときは栄養のバランスに気を配ってください。

ヒューマングレードのペットフード

ヒューマングレードとは「人間が食べても大丈夫なグレード」という意味です。
原材料の質はもちろん、体を害する添加物は使用されていません。
ヒューマングレードのペット用食品は3%程度しか市場に出回っていないためホームセンターなどで探すのは難しいと思います。
製造メーカー直販のサイトやセレクトフード専門のサイトを利用しましょう。

新鮮な水

肝機能が低下すると水をたくさん飲むようになります。
水に雑菌が混ざっているとそれが肝臓への負担になります。水は常に新鮮なものを用意してください。

運動

適度な運動は代謝をアップして肝臓の再生力を高めます。
激しい運動は肝臓に負担をかけることになるので注意が必要です。

サプリメント、ペット薬での肝臓サポート

肝機能を高めるためにサプリメントやペット薬を活用しましょう。
配合成分がハッキリしているので栄養バランスが難しい手作りごはんをサポートする栄養補助食としても最適です。
肝臓をサポートしてくれる以下の栄養素が配合されているものを選びましょう。

  • タンパク質
  • 脂質
  • ビタミン
  • 亜鉛
  • アルギニン
  • L-カルニチン

肝臓疾患を予防するサプリメントやペット薬は非常に多くの種類が出回っています。
配合成分にも差がありどれが自分のペットに合っているかを見極めるのは大変です。
また、別のサプリやペット薬との組み合わせて副作用を起こす場合もあります。

 

サプリメントやペット薬の服薬を始める前にかかりつけの獣医師と相談してください。
適切なアドバイスを受けられるはずです。獣医師にはメーカーから様々なサプリメントやペット薬の試供品が届いています。
もしかするとそれらを使って無料で試すことができるかも知れません。

まとめ

元気に走り回るワンちゃん

沈黙の臓器』肝臓の疾患は自覚症状がなく、人間でも初期段階での発見は難しいといわれています。
まして人よりも痛みに強いペットだと更にわかりにくいでしょう。
肝臓疾患によって低下した肝機能はある程度の段階になるともう取り戻せません。

 

定期的な健康診断と血液検査を受診して肝数値に気をつけましょう。
少しも長いペットの健康寿命を願うなら食事の質の向上も考えてください。
肝機能をサポートするサプリメントやペット薬を上手に活用すれば毎日の「手作りごはん」だって可能です。

 

人もペットも肝臓の働きは一緒です。
ペットの生活改善を自身にもあてはめれば飼い主さんの肝臓疾患予防にも繋がります。

 

▼慢性腎不全のお薬は専門店で!安心お得のペットくすり▼

腎不全のお薬

慢性腎不全のお薬の詳細はこちら

▼ペットの薬は専門店で安心お得のペットくすり▼

ペットくすり

ペットくすりの専門サイトはこちらから