なぜ腸内環境を整えるのか

腸内環境を整える

人でもペットでも腸内環境の乱れは体全体に及びます。
身体的なことだけではなく精神面にも影響を与えることがわかってきました。
腸内環境を整えることは健全な生命活動を維持するために重要なことです。

 

腸の主な役割は、消化、吸収、合成、代謝、解毒、造血、排泄、免疫です。どれひとつ欠けても命に関わります。

第二の脳

体の働きは全て脳からの指令によって動いていると思われていました。
しかし、最近の研究で消化器官の90%は脳からの指令を受けるだけではなく、脳に情報を送っていることがわかってきました。

 

特に腸は「腸神経系」という独立した神経系を持ち、脳からの指令がなくても自ら活動できます。
そのことから「腸は第二の脳である」(コロンビア大学、マイケル・D・ガーション博士が提唱)といわれるようになりました。

 

動物に快楽を感じさせる「ドーパミン」の50%、安心感を与える「セロトニン」の90%は腸の中でつくられています。
これらの物質が脳や腸から分泌されることで快楽や安心感を感じることができます。

腸内フローラとは?

動物の腸内にはたくさんの細菌が棲みついています。
これらの細菌がバランスよく共存していると腸の機能は正常に保たれます。
腸壁に棲んでいる細菌のコロニーを顕微鏡で見ると色とりどりのお花畑のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれています。

 

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ペットにも大切な腸内フローラとは

ヨーグルトを食べるワンちゃん

犬や猫にとっても腸内フローラのバランスは重要です。

バランスの取れた腸内フローラ

腸内フローラは、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類で構成されています。

善玉菌
悪玉菌の働きを抑え腸を活性化します。代表格はビフィズス菌、乳酸菌です。

 

悪玉菌
悪い物質をつくり出し病気の引き金になります。
ブドウ菌、大腸菌(有毒株)、ウェルシュ菌など

 

日和見菌
善玉菌、悪玉菌の勢力が強い方の性質に変わります。
バクテロイデス、大腸菌(無毒株)、連鎖球菌など

これらの細菌が善玉菌優勢な状態でバランスよく共存している状態を「腸内フローラが整っている」といいます。
善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%がちょうどいいバランスだといわれています。
しかし、最近の研究では悪玉菌の中にもよい役割を果たしているものがあることがわかってきました。
個体差があることなので、一概に菌のバランスを数値化できないという考えに変わってきています。

腸内環境が乱れるとどうなる?

冷蔵庫をあける愛犬

腸内環境の乱れは体と心の両方に悪影響を与えます。

お腹を壊す

消化器官の乱れなので下痢や便秘を起こし嘔吐することもあります。

アレルギー

免疫障害が起き、アレルギー反応がひどくなります。

皮膚病

抗酸化作用が弱くなって皮膚の代謝機能が落ち、毛づやが悪くなり肌も荒れます。
感染症やアレルギーが原因の皮膚病にもかかりやすくなります。

満腹中枢が乱れる

脳にある満腹中枢はセロトニンの作用で満腹感を得ます。
9割を生成している腸の調子が悪くなれば満腹中枢も乱れてしまうと考えられます。
満腹感が得られないと食べ過ぎてしまうことになり、太りすぎ、肥満に繋がります。

不安感を感じるようになる

セロトニン、ドーパミンの不足は不安感を強くし睡眠障害を招く恐れがあります。

ストレス

お腹の不調、精神面の乱れはストレスを増長します。
乱れた状態が続けば、動脈硬化や糖尿病といった生活習慣病を誘発します。
さらにガンや精神障害、認知症の原因にもなります。
免疫力が低下するため様々な病気への抵抗力が弱まります。

腸内環境の乱れを予防する

ペットフードと腸内環境を整えるおやつ

腸内環境の乱れを予防するため生活習慣を見直しましょう。

食生活の改善

まずは食べ物から考えます。

ペットフード

主食であるペットフードを腸に負担をかける穀物主体のペットフードから穀物不使用のグレインフリーフードに変えましょう。
手作りできるならそれがベストですが、ペットの年齢、種類で必要な栄養のバランスが違います。キチンを考慮しないと悪い結果を招きかねません。

栄養補助食

・ヨーグルト……乳酸菌、ビフィズス菌が豊富。安価で犬、猫とも喜んでくれます。
無糖のプレーンタイプを選びます。最初は小型犬なら1日小さじ1〜2杯、大型犬には大さじ1〜2杯を目安に与えてください。

 

最終的にどの位にするかは他のフードとのバランス(特にカロリー)をみて決めます。

オリゴ糖、食物繊維

リンゴ、バナナ、キャベツ、ニンジン、アスパラガスなどの果物や野菜には乳酸菌を活性化するオリゴ糖や食物繊維が多く含まれています。
そのままあげても犬や猫は消化できませんので細かく刻んだりすりつぶして与えます。

 

犬は、腸が短く食物繊維を消化吸収できるようにできていません。
与えすぎはお腹に負担をかけることになるので注意してください。
ネギ類やニンニク、アボカド、ほうれん草類(シュウ酸を含んだ野菜)は中毒を起こす危険があるので与えてはいけません。

腸内環境をサポートするペット薬とサプリメント

ペットフードやサプリメント

腸内環境を整えるためのペット薬、サプリメントを選ぶなら、腸内フローラのバランスをサポートする機能性物質が配合されたものがおすすめです。

腸内環境をサポートする機能性物質

注目を集めているのは「プロバイオティクス」「プレバイオティクス」「バイオジェニックス」です。
特にバイオジェニックスはプロバイオティクスを越える発想だといわれています。

プロバイオティクス

1989年イギリスのフラー博士が提唱しました。
善玉菌を生きたまま腸まで届けて腸内フローラを整えよう、という考え方です。
プロバイオティクス=善玉菌には乳酸菌、ビフィズス菌、納豆菌、酪酸菌などが含まれます。

プレバイオティクス

1995年イギリスの微生物学者ギブソンが提唱した用語です。
腸内にいる善玉菌の栄養源を届けて増殖させようという考え方です。
オリゴ糖(フラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、ガラクトオリゴ糖など)や食物繊維(ポリデキストロースなど)が含まれます。

バイオジェニックス

バイオジェニックスは、東京大学名誉教授・光岡知足によって提唱されました。
プロバイオティクス(善玉菌)がつくり出す体調を整えるのに有効な成分のことです。
有効成分を腸内フローラだけではなく体全体に作用させようという考え方です。

 

乳酸菌の生産物質の他、生理活性ペプチド、植物性ポリフェノール、カロチノイド、DHAなどが含まれます。
バイオジェニックスを摂取すると腸内環境を整えるだけではなく、免疫調整機能の活性化、アレルギーの緩和、生活習慣病の予防にも有効だと考えられています。

ペット薬とサプリメントの選び方

ドッグフードを食べようとする犬

プロバイオティクスは胃酸や胆汁に弱いものもあるため、生きたまま腸に届けるのが困難です。
届いても外部からの侵入者として既存の腸内フローラに排除されてしまう可能性があります。

 

「生きたまま届けて、どう腸内に定着させるか」まで考えられた製品を選びましょう。
プレバイオティクスに使われる物質は、胃酸や胆汁で分解・吸収されないものが選ばれます。

 

しかし、犬とや猫(特に猫)の腸は人よりもずっと短いため大量の食物繊維をとるとお腹を壊してしまいます。
医師やメーカーが推奨していない場合、人用のプレバイオティクス・サプリメントをペットに与えるのは止めましょう。

 

バイオジェニックスはプロバイオティクスの進化形だといわれています。
その効果にはまだ未知の部分がありますがプレバイオティクスとの組み合わせでより高い効果が期待できます。

 

プロバイオティクスのサプリメントは種類、価格ともバリエーションが豊富です。
それに比べるとバイオジェニックス・サプリメントは選択肢が狭まりますが評価は高まっています。

 

いずれにしてもプレバイオティクスと組み合わせる、またはそういった考え方で配合された製品がおすすめです。

サプリメントやペット薬を使うときの注意点

サプリメントやペット薬を使うときは副作用を考慮しましょう。
特に複数を同時に服用するときには注意が必要です。
素人ではわからない部分も多いので初めて使うときはかかりつけの獣医師に相談してください。

まとめ

荒野を飛び跳ねる愛犬

腸に善玉菌を定着させるのも、よい物質を送り込むにしても、すぐに効果が現れるわけでありません。

 

花壇に種をまいてそれが花開くまで時間がかかるのと同じように、外からとり入れたものが定着するまでには時間がかかります。
腸内環境の乱れを予防し整えるために、生活習慣の改善、ペット薬の活用を毎日続けていくことが大切です。

 

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